原種シクラメン
可憐なスミレのような小ぶりの花でとても可愛いですよね。
可愛くてお迎えしたは良いものの、春になり
あれ、葉が黄変した!
球根がブヨブヨになった!
葉っぱが枯れてなくなってしまった!
枯れてしまったのかな…と思って調べたそこのあなた!ちょっと待ってください。
原種シクラメンは暖かくなると葉を落とす
この中で
黄変
葉が枯れてなくなった
は暖かくなれば自然な事なので大丈夫です。
(球根がブヨブヨになってしまうと、球根が腐ってしまっている可能性が高いので厳しいかもしれないです。)
今回は葉が枯れてしまった原種シクラメンの手入れ方法を私なりにご紹介していきたいと思います。
(この記事は、コウム、ヘデリフォリウム、ミラビレ、シリシウム等の原種シクラメンを想定して書いています。アフリカナム、グラエカムは別記事をご覧下さい。)
原種シクラメンの夏の管理方法
初めに結論から言うと、日陰の風通しの良いところに置き水は1週間に1度少量を。です!
詳しく解説していきましょう。
原種シクラメンの休眠
原種シクラメンは暖かくなる5月辺りから9月頃までは葉を落として休眠に入ります。
(一部例外あり。)
詳しくはこちらの記事。
なので、慌てなくて大丈夫です。
まず、葉を落とし始めたら水は意識して少なめにしていきます。
ただ一気に水をあげなくなってしまうと、水切れで葉が一気に萎れてしまい株に優しくないので
徐々に水を意図的にきっていきます。
(6月に入って元気な子には休眠に入ってもらうために一気に水を抜く方法もありますがここでは割愛)
ワンポイント
Q.枯れた葉っていつ取りますか?
正解はカサカサになってからがベストです。
なぜかと言うと、葉が黄変して枯れていく過程で葉の養分を球根に移しているんです。
なので黄色くなったからとすぐに取ってしまわない方がよいでしょう。
*茎がグジュグジュで腐りそうな所はカサカサになるのを待たずに取った方が良いです。
そのあたり株をよく見てあげてください。
完全に落葉したら
しなくても良いですが、用土を退けて球根を半分出してあげましょう。
その際葉が出ていた付け根を傷つけない様に気をつけましょう。
出してあげた方が、球根の状態が見えやすくなりますし、蒸れも防げます。
ワンポイント
葉が出ていた付け根を直射日光に当ててしまうと焼けてしまい傷むので、必ず日陰に置いてください。
水やり
休眠中でもたまに水をあげないと枯れてしまいます。
最初に書きましたが、目安は1週間から10日に1度程度、鉢の半分位まで濡れる程度のお水をサッとあげます。
*たっぷりあげてしまうと根腐れおこしてしまったり、秋と勘違いし動き出してしまう事があります。
一部水をあげない方が良い品種(グラエカム、アフリカナム等)もありますので注意。
詳しくはこちらの記事。
置き場所
雨のかからない日陰の軒先や風通しの良い室内がベストです。
基本乾かし気味の方が良いので、雨がかかる所だと根腐れがおきやすく危険です。
適切に管理できれば秋になる頃に球根からわしゃわしゃと可愛い葉やお花が咲いてくれる事でしょう。
いかがだったでしょうか?
少しでも皆様のお役に立てたなら幸いです。
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